◎新しいカタチ
2023年5月8日に新型コロナウイルス感染症の位置づけが、季節性インフルエンザと同様の「5類」へと移行されました。それに伴い、今後はより一層個人の判断に委ねられるようになりました。
振り返ってみると、感染が国内で初めて確認されてから3年以上もの間で、私たちの日常生活には様々な変化が見られました。
(引用:この3年の生活変化とこの先の行動は | CCCマーケティング総合研究所 (cccmk.co.jp))
例えば、どこへ行くにもマスクをつけ、事あるごとにアルコール消毒をする習慣が付きました。しかしこれらの習慣は、急に身に付いたものではなく、毎日毎日意識をして繰り返し行い続けた結果、今では特に意識することなく日々の癖として行動の一部に入り込んだように思います。
5月より5類となった今、これまで積み上げてきたこの習慣を一気になくしていくのか、それとも継続するのか、もしくは新しいカタチが生まれてくるのか、これからの私たちの日常が再スタートとなることでしょう。それを作るのは私たちですね。
習慣と言う点でいうと、私たちにとって念仏は習慣になっているのでしょうか。毎日「する」ということにこだわると義務感となり、疲れてしまいます。手を合わせることは「しなければならないこと」ではなく、自然と出てくる行為であり、心から湧き上がってくる気持ちが手を合わせるという行動に表れているのではないでしょうか。念仏は「する・しない」を決めてすることではなく、日常の中にある普通のカタチとなって現れて欲しいものです。
萬念寺の新しいカタチとしてホームページを開設しましたので、ぜひアクセスしてください。
◎親鸞聖人850歳
私たちにとって11月28日は親鸞聖人のご命日(旧暦)であり、東本願寺で報恩講が勤められる日として馴染みがあります。一方で誕生日はあまり知られていませんが、1173年の4月1日(旧暦)とされています。今年は親鸞聖人のご誕生850年であることから、3月25日から4月29日までの約1カ月間、慶讃法要が行われました。また、根本聖典とされる『教行信証』が1224年4月15日に完成したとされることから、立教開宗800年の法要も行われました。
春休み中ということもあり、今回は娘たちと共に参拝しました。昨年の夏に長女が得度した際に訪れていることもあってか、子どもたちは東本願寺に慣れている感じでした。今回の慶讃法要では、初めての試みとして、御影堂と阿弥陀堂の両堂で同時に法要が行われました。法要を行う際の大切なポイントは、ただ声を出すだけでなく、他の人が出している声・リズムを聞いて合わせることだと思います。ただでさえ広いお堂に加えて、二つの御堂で同時に法要を行うのはとても難しく、技術的な凄さを感じさせられました。本堂内にはモニターが置かれ、他の御堂の様子が分かるようになっていたり、ライブ配信があったりと様々な工夫がされていました。
また、境内外にも様々な催しものがありました。子どもたちは東本願寺の3キャラクター(鸞恩くん・蓮ちゃん・あかほんくん)の大型バルーンに夢中で楽しそうにはしゃいでいました。
毎日全国各地から大勢参拝されていましたが、私たちが参拝した4月3日は、中川区・港区のいくつかのお寺で誘い合って団体で参拝されていた日でもありました。お知り合いの方と本山に一緒に参拝できるということも貴重で有り難いご縁 だと感じました。乗り合わせのバスで来ているため、京都の門前にずらっと並んだ名鉄観光バスがすこし誇らしく思いました。
機会がありましたら、ぜひ萬念寺から一緒に団体参拝しませんか。
◎春の行事
【おみがき】
4月18日(火)におみがきをしていただきました。
ご参加いただいた皆さま、お忙しい中ご尽力いただきありがとうございました。
皆さまの手によって磨かれた仏具は、本堂で輝いております。
【春季永代経】
4月28日(金)に春季永代経を厳修いたしました。
住職の読経の後、荒山信師の法話をいただきました。
ご参拝いただきありがとうございました。
◎今後の行事
【定例法話】
6月28日(水)午前10時~12時
有縁の皆さまお誘い合わせてご参詣下さい。
【夏休みおつとめおけいこ(てらこや~)】
今年は例年より梅雨入りが早く、じめじめとした日が長く続きそうですね。梅雨が明けると夏休みはもうすぐそこです。
今年も7月21日(金)から8月3日(木)まで、夏休みおつとめおけいこを予定しています。
7時半から30分お勤めをし、8時から20分は朝学習やお楽しみ会の時間とします。
みんなで早起き・朝学習の習慣をつけ、楽しい夏休みにしたいと思います。
昨年は、毎年恒例の紙飛行機大会をはじめ、射的大会でも大盛り上がりを見せました。
今年は、どんなお楽しみ会をしようかとみんなの笑顔を思い浮かべながら計画を立てていますので、どうぞお楽しみに!
たくさんのご参加をお待ちしています。