まんねん集 第1号【2019.8】

◎若のひとこと

 皆さまこんにちは。萬念寺副住職の大信です。
 このたび令和という新しい時代を迎えたということもあり、萬念寺としても新しく通信の発行を試みることとしました。
 通信の作成にあたって肝心なタイトルですが、『まんねん集』というタイトルにいたしました。
 令和という新元号の出展が、日本最古の歌集である万葉集であるということにちなんで、万葉集の「まんよう」萬念寺の「まんねん」をかけさせていただきました。
 また、「集」には「つどう」という意味があります。葬儀や法事をするところだけに留まるのではなく、地域の人々が集うことの出来る場とし、生きるということを少しでも考えられる場にしたいという願いを込めております。
 今後も皆さまのお知恵をお借りしながらすすめて参りたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申しあげます。

◎本堂修復工事開始

 例年よりも気温が低く長かった梅雨も明け、一転して厳しい暑さがやってきました。
 萬念寺では先月より、本堂修復工事が本格的に始まりました。
 これまで4月の「春期永代経」後に行った「動座式(本尊を移動する式典)」を開始の合図に、仏具の移動や金の壁紙を外すなど本堂内部を中心とした修復の準備を進めてきました。
 7月2日からは、本堂外部の足場組みの設置に取り掛かっています。本堂を覆うほどの足場の為、実際に組み立てた姿を見ると想像以上の高さに驚いています。
 また、多くの足場を必要とし、大半は墓地と重なるため、みなさまにもご迷惑をおかけしています。
 本堂につきましては、修復工事期間中は使用することができませんので、庫裏に仮本堂を設けました。参拝の際は、山門を入って右手の庫裏へお越しください。なお道中も足場が組まれていますので、十分にご注意ください。
 今後は、8月下旬から9月にかけて瓦めくりが開始される予定です。

◎おつとめおけいこ

 子どもたちにとって楽しい夏休みがやってきました。
 萬念寺では、毎年恒例の夏休みおつとめおけいこが、7月21日より始まっています。
 7時半からと朝が早いので、眠い目をこすりながら…と思いきや、子どもたちは元気いっぱいに同朋奉讃をお勤めしています。一人一人調声を勤める姿はとても頼もしく、日に日に成長しています。
 8月28日にはおつとめおさらい会を催しますので、子どもたちの元気なお勤めを、ぜひ拝聴しに来てください。

この記事を書いた人

萬念寺